さよなら湖 sayonarako

水仙境、あるいはジオラマの話

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博物館のジオラマ 「ジオラマっていったい何なのでしょう?未だによくわからない考え方です。とにかく、ここは水仙境博物館で、私は館長にして水仙境の生きた歴史。何でも聞いてくださいね。」

cf:狭山池

道祖神のジオラマ 「誰かが作ったお地蔵さんがいつの間にか付喪神になっていたようですね。人をおどかすのが好きみたいです。あんな格好をしているけれどとてもご利益のある子なので、帰り道が不安だったらついててもらうといいかもね。」

cf:滝畑

【禰々子(ねねこ)】
東の河童。昔は手の付けられない荒くれ者だった。今は多少は手の付けられる荒くれ者になった。人間にも水仙にも敵対的。

「今やあの辺りは頼もしい水仙がたくさんいますけれど、油断ならないですね」
【石河エイ(いしかわ・- )】
西の河童。河童による土工集団『石河組』の頭領で、自称河川工学者。人間に対して非常に友好的で、水仙に対しては高圧的。

「悪さはしないんですけどねぇ。素直に水仙と協力したらいいのに、自分達が上じゃないと気が済まないみたい。ていうか、河川工学って何?」
【田主丸(たぬしまる)】
南の河童。かつて栄華を極めた九千坊一族の落人の一人。見た目が可愛らしいので今の人間からは好かれている。

「かつて悪行の限りを尽くした九千坊の一味ね。可愛らしい見た目をしていても要注意だわ。」

(彼ら曰く、北の河童は「なんか、ファンタジー」とのこと。)